1球ソフトボールを通して

ソフトボール部女子部1年 SH

1球ソフトボールを実際にプレーしてみて、今までに感じたことがないスピード感がありました。野球やソフトボールの魅力でありながら欠点とも言える間延びを取り除くことに成功したとても楽しいスポーツでしたが、いくつか気づいたことがあります。

まず、ファールが多くなるとランナーが戻る時間が必要になってしまうことや、バッターとバッテリーのみの動きとなってしまって野手が長時間止まるといったことが起きていました。そのため、3球ファールを打った時点で三振にするなど、回数に制限を設けてみてはどうかと思いました。そしてイニング間の交代もよりスムーズに行えると思います。ラストバッターがアウトになった瞬間から制限時間を定めて、その時間内に相手チームの先頭打者が入らなければならないといったルールを整備することも必要かと思いました。それと関連して、攻撃終了後キャッチャーは防具をつけなければならないため、出塁している場合は特に物理的に次の守備につくのが遅れてしまうことがありました。そのため、キャッチャーが塁に出ると別の選手がランナーとして出場する、または指名打者を充実させるなどした方が良いかもしれません。また、今回はフェンスがない状態で行ったことが原因ではありますが、外野を抜けるような打球があるとそれを追うことに時間を要してしまうこと、戻ってからプレーに集中できないということもありました。従来通り球場の大きさを規定し、あるいは少し狭くしてみてホームランがたくさん出るようにしても悪くないと思います。現在の形からはやや遠ざかってしまいますが、他の競技にならって野手、特に外野手の人数を減らしてみても面白いかもしれません。

ここまで改善しても良いと思った点を挙げてきましたが、1球フトボールには普段やっているソフトボールとはまた違った面白さがありました。守備をしているときには自分が未熟なこともあって、常より考える時間が足りないと感じますが、短い時間ですぐに判断を下さなければならないため、より頭をフル回転させました。また、満塁からスタートすることでヒットが出るたびにケースが変わり判断材料が増えて楽しかったです。そして何よりもいつもよりもたくさんヒットが出て試合が動いていたと思います。バッター、ピッチャー両者共に普通とは全く違った1球の重みだったと思いますが、その1球のうちの駆け引きが1つの大きな醍醐味となっていくのではないでしょうか。元より野球やソフトボールは考えるスポーツではありますが、バッターにも、バッテリーにも、そして野手にもさらに瞬間的思考の要素が強まることでより楽しめるのではないかと思います。

野球、ソフトボールは幼い頃に始められ、そして歳をとってもできるスポーツですが、1球になるとそのスピードゆえにそうはいかないでしょう。そのため、高い精神性を楽しむスポーツとしての意味でも今の形は今のまま残していけば良いと思います。私は現在の競技を観ているのもやっているのも大好きで楽しいです。しかし、これから先もオリンピック競技として続いていくことを考えると、1球ベースボール、1球ソフトボールは十分に魅力的だと思います。