一球ソフトボールをプレーしてみて

ソフトボール部女子部3年 SM

一球ソフトボールと聞いた時、「スリーボールツーストライクから始まる感じか」と思いました。しかし、ランナー満塁かつスリーボールツーストライクのスタートであり、一球の重みを感じました。ノーアウトランナー満塁からということで、どんなにいいピッチャーでも7イニング全て0点で抑えることは非常に難しくなり、その分点が入るという一番盛り上がる場面が増え、プレーヤーも観客も楽しいのではないかと思います。

今回1チーム9人ずつということで、ランナーコーチも9人の中から出していたので余計に全員が、常に考え動いていました。攻撃側は各イニングの最初のランナーの位置に戸惑ってしまうことが何度かあったので、例えば5番打者で攻撃が終わったとしたら、ホワイトボードなどに一目で見てわかる下図のようなものを用意するといいのではないかと思いました。

suzuki report

また、打者のファールの数について制限を設けるのもいいと思います。なぜなら、ファールを打ち続ける限り試合が動かず、それまでどんなにテンポが良くても、急に時間の流れが遅くなってしまうからです。

プレー中にも指摘がありましたが、攻守交代の時間をいかに短くするかという課題が見えてきました。プレー中はかなりテンポよく試合が進みましたが、攻守交代がなかなか素早くいかなかったように思います。原因として考えられるのは、ピッチャー・キャッチャーが塁上または打席上でスリーアウトになってしまうこと、2つ目に先述の通りランナーがどこに行くべきか戸惑ってしまったことの2つが考えられます。そして、一球ソフトボールの『常に大半の人が動きまわる』という性質上、ピッチャーもランナーに入るということは、なかなかハードだと感じました。それも踏まえてピッチャーとキャッチャーにテンポラリーランナーを出すという案を考えました。可能であれば打順に入っていない選手もしくは、ティーボールのように打撃専門選手を3人くらい増やし、打順に入っている選手でテンポラリーランナーをつけられるとイニング間の時間が短くなると思います。

イニング間の時間を短くすると、観客にとっても選手にとっても休憩がありません。そこで、他のスポーツのハーフタイムのような時間、プロ野球で言えば5回裏終了時のグラウンド整備兼パフォーマンスの時間が必要になると思います。

守備側についてはイニングの最初からピンチなので、どこでどうアウトを取るのが良いのかをより考える必要がありました。けれど逆に言えば、1点取られても取り返せる確率が高いので、どこでも良いから1つアウトにして欲しいとピッチャーをしながら思いました。そして、吉村先生のお話の中にもありましたが、ボールの数も制限が必要だと思いました。ボールが多ければ、観客が「ワッ」と沸くプレーもないまま、野手も動かないまま試合が決まってしまいます。特に連続してボールが出る場合は、ピッチャーを強制的に交代するという方法もあると思います。

ピッチャーとしてプレーしてみて、個人的かつ一番シンプルな感想としては、「楽しかったけど、超疲れた」というものです。試合時間も短く球数も少なかったけれど、とにかく止まっている時間がなく運動量が多く感じました。また、1人の打者をたった一球で打ち取らなければいけないということですごく考えさせられました。そして、ストライクゾーンに打ち取れる球・空振りが取れる球を投げることの重要性・難しさを改めて感じました。一球ソフトボールが実現したら投手の技術・変化球の種類はますます増えるのではないかと思います。今後、練習としても一球ソフトボールは有効だと思いました。